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今回のお知らせでは、ご相談事例についてご紹介いたします。

長年住み慣れた賃貸建物から、大家の都合で退去を求められることは、誰にとっても大きな悩みです。

以前ご相談いただいた方も、同じような状況に直面しました。

築数十年の建物に居住していた相談者様は、大家から「建物が古くなったので取壊す」という理由で退去を要求されました。

しかし、相談者様は現在の地域から離れたくないうえ、引越し資金も不足しており、途方に暮れていました。

この状況を受けて、まず建物の状態を調査致しました。

確かに建物は古かったものの、構造的にはまだまだしっかりしており、すぐに取壊す必要がないことが判明しました。

そこで、大家に対して「老朽化」が解約理由として成立しないことを主張すると、

大家は取壊し後に遊興施設を建設する計画があることを打ち明けました。

最終的に、大家側は相談者様に対して立退料として引越費用と数カ月分の家賃相当額を支払い、

賃貸借契約を合意解除することとなりました。

今回のケースでは、相談者様がすぐに諦めず、当事務所の助けを借りたことで有利な条件を引き出すことができました。

賃貸家屋の「老朽化」を理由に退去を迫られることは少なくありませんが、実際には建物がしっかりしている場合も多いです。

このような場合でも、まずは専門家に相談し、正当な権利を守ることが大切です。

賃貸トラブルでお困りの方は、ぜひ池袋若葉法律事務所にご相談ください。

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